尾原宏之『軍事と公論』(1)、たぶん続く・・・

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 友人の尾原宏之さんの最近著『軍事と公論』(慶應義塾大学出版会)の書評記事が、本日、読売新聞朝刊(9/15)に載っていたので、その紙面より。文字が小さいので中身は読めないと思うが、雰囲気だけ。webの方で水曜か木曜くらいに読めるようになるはずか、と。

 読売書評欄: http://www.yomiuri.co.jp/book/

 私も早くキチンと読み終わって、ここに改めて感想なりを記したいと思っているのだが、ひと言で言うなら、明治期に徴兵制を始めた際の議論を研究したもの。中身を読むと、これが意外に侃々諤々で、当時においてさえ、皆が諸手を挙げて徴兵制に賛成していたわけでも何でもなかったことが良く分かる。今後、わが国の安全保障体制には大きな転機が何らかの形でやって来ることが予想され、そのことを真面目に考える上でも、歴史に学ぶことは大切だと思わされる本。随所で「ほほお!」とか「ほげえ!」とかなる箇所があり、楽しい本でもある。ご興味のある方は、是非。

 参考(含詳細目次):http://www.keio-up.co.jp/np/isbn/9784766420548/