フジプライムニュース(2017年6月13日)

『護憲派・改憲派が激論 憲法9条と自衛隊明記』と題し、石川健治(憲法)・百地章(憲法)・井上達夫(法哲学)が出演。 www.bsfuji.tv 憲法学者・石川健治の所説が余りにも強い印象を残したので、以下、書き留めておく。なお、井上達夫の議論は、いつも通…

Nスペ:変貌するPKO 現場からの報告

『自衛隊のリアル』の著者、瀧野隆浩さんが強く薦めていた番組だったので観たが、観ていて比喩ではなく胸の苦しくなる番組だった。以下、備忘を兼ねてメモ。 南スーダンの首都ジュバにPKOとして派遣された自衛隊の知られざる記録。当初、新国家建設のために…

猿の軍団/indigo

突然思いだして何だったっけ?となるものの記憶の外化。私にだけ関係あることなので、ひっそり更新。 猿の軍団 op この「猿のぐんだ~ん♪」と「猿だっ、猿だっ、さぁーるーだー♪」という下りが時々、突然アタマの中に降りて来て、コレなんだっけ??となるん…

毎日新聞・天皇発言に関する重大問題報道

余りに驚き、しかる後に暗澹たる気分になったのだが、以下、重大な問題なので備忘を兼ねて書き付けておく。 5月21日、毎日新聞に以下のような記事が掲載された。 記事の内容は、退位を巡る有識者会議で保守系の専門家から「天皇は祈っているだけでよい」とい…

ギックリ腰への対処法

昨日、久しぶりにギックリ腰になったところ、下記のような大変有り難い教えを友人から頂き、実行したら本日はウソのように治った。大変公益性の高い話でもあるので、以下、記し留めておく。 --- ビニール袋に氷をたっぷり入れて腰に直接当ててアイシング…

毎日新聞取材「若者・移ろう憲法観」補遺、或いはR65

本日の毎日新聞朝刊に憲法記念日特集ということで、「若者・移ろう憲法観」というお題で取材記事を掲載して頂きました(1面でビビりました。「目前の不安 影響」という柱書きのすぐ左上から私が登場します)。 headlines.yahoo.co.jp ※ 掲載日の夜になってか…

朝日新聞「耕論」補遺

本日の朝日新聞朝刊「耕論」欄でインタビュー記事を掲載して頂きました。以下、わたし自身の備忘も兼ねて少し今回の取材の経緯に関する話などを記し留めておきます。 digital.asahi.com 3月16日に「壁をつくる」(仮題)というテーマで話を伺いたいという取…

悪魔の追跡(1975)

この映画の名前を忘れてしまうことが多く、時々思い出せなくて気が狂いそうになるので(さっきもそうなってた)、記憶の外部(固定)化の一環として、以下、記し留めておく。『悪魔のいけにえ』とも混同してしまうのだよな・・・。 アメリカの田舎町にキャンピ…

驚天動地の逃亡活劇--顔伯鈞著・安田峰俊編訳『「暗黒・中国」からの脱出』

昨日、読み終わった安田峰俊編訳『「暗黒・中国」からの脱出』について、以下。この本、安田さんの「編訳」になってるけど、もともとの原稿は顔伯釣という中国の民主化運動をしている人から、書き溜めていた30万字を超える分量の原稿を安田さんが託され、そ…

「好戦的」な10代女性と「平和主義」の60代男性?

『AERA』2016年5月16日号で【大特集:あなたは憲法が好きですか?】という特集をしており、ちょっと気になる記事があったので買ってみたのだが、最初にお目当てだった記事よりも興味深い記事があったので、講義資料のメモを兼ねて以下に記しておく。 AERA(ア…

J-WAVE/JAM THE WORLD出演補遺「多文化主義とはなにか?」

2015年1月7日、J-WAVEの「JAM THE WORLD」 という番組の Breakthrough というコーナーに出演して来ました。お題は「欧米の多文化主義とはなにか?」。パーソナリティは萱野稔人さん(津田塾大・哲学)。時間は20:55~21:20くらいの、だいたい20分強くらい。…

移民/難民について考えるための読書案内--「郊外の多文化主義」補遺

本エントリーでは『アステイオン』83号に掲載され、その後、ニューズウィーク日本版ウェブサイトに全文を4回分載+補遺で掲載される拙稿「郊外の多文化主義」に関する補足的な情報提供を行いつつ、移民/難民について考える上で参考になる文献などを紹介して…

「エンブレムです・・・」(挨拶)

以下、ある本について以前書いておいたものを気が向いたのでアップしておく。特に何も考えずにアップしている。 (近所の某Fの科学会館にて)私「すいません~、こちら本も扱ってますよね?」某Fの科学会員「あ、大丈夫ですよ。何をお探しですかあ?」(とて…

還暦記念論集『逞しきリベラリストとその批判者たち』発売のご案内

大変お待たせしましたが、本日8月30日(日)段階で、『逞しきリベラリストとその批判者たち--井上達夫の法哲学』のAmazonでの販売が開始されており、また、週明けの9月初旬には書店にも並ぶとのことです。 逞しきリベラリストとその批判者たち―井上達夫の…

『がっこうぐらし』 とゾンビ法哲学

深夜アニメ「がっこうぐらし」がゾンビ物とは仄聞していたのだが、先日、連日の行政雑務その他による繁忙のため心が折れていた深夜、第1話から第6話までを一気に観てしまった(つい、かっとなってやった)。 本エントリーはゾンビ好きの法哲学者がテキトーに…

『神聖喜劇』 と「なけなしの公共性」

昨日迂闊なことをペロっとtweetしたら、色々な方からご教示を頂いた。 ?? 「学生」を「生徒」というのは、アレだけど。 「~教授」という呼び掛けは、むしろダメかと。「教授・准教授・講師」とか職名であって敬称ではない。兵卒が「~大佐」と呼び掛けな…

公民権運動の長い隊列 (Obergefell v. Hodges)

(上写真は、http://u111u.info/m4xF より) 講義でも毎年、Bowers v. Hardwick, 478 U.S. 186 (1986) から始まり、Lawrence v. Texas、539 U.S. 558 (2003) に至るまでの歴史を話しているので、以下、講義ノートの改訂のための備忘も兼ねてメモ。適宜、内容…

「学会による政治的意見表明」に関する小文備忘

思うところあって、高橋和之「学術的「学会」による政治的意見表明に思う」『ジュリスト』No.1213(2001.12.1)を久しぶりに読み返してみた。 ジュリスト 2001年12月1日号(No.1213) | 有斐閣 この小文(全3頁)、きわめて滋味深いものなので、以下にその内…

「集団的自衛権祭り」への冷ややかな雑感

衆院憲法審査会での憲法学者による違憲発言以来、「集団的自衛権祭り」とでも言うべきものが活況を呈しているが、ともすれば強力な磁場に捉えられ、「友/敵」的かつ不毛な議論になりがちなところ、以下、備忘を兼ねて twitter で記したものなども含め記し留…

ぶっ殺したい鳥

極めて不穏当なタイトルで申し訳ないが、以下。 以前もtwitterの方で書いたことがあるのだが、自宅で朝寝ていると、外から凄まじい大音量で「ギャーーーギャーーーギャーーー」と鳴く鳥の声が聞こえてくる。「ギョィェーーーーーー! ギュィッ!ギュィッ!ギ…

中島恵『なぜ中国人は日本のトイレの虜になるのか?』--単純な日本自賛本にあらず

中公新書ラクレの中島恵『なぜ中国人は日本のトイレの虜になるのか?』読了。 なぜ中国人は日本のトイレの虜になるのか? - 「ニッポン大好き」の秘密を解く (中公新書ラクレ) 作者: 中島 恵 出版社/メーカー: 中央公論新社 発売日: 2015/04/09 メディア: 新…

中国皇帝をめぐる人類最大の権力闘争--『十三億分の一の男』

峯村健司『十三億分の一の男』読了。評判の高い本だったので読もう読もうと思っていたのだが、やっと読めた。 十三億分の一の男 中国皇帝を巡る人類最大の権力闘争 作者: 峯村健司 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2015/02/26 メディア: 単行本 この商品を…

鈴木静男『物語 フィリピンの歴史』メモ

物語 フィリピンの歴史―「盗まれた楽園」と抵抗の500年 (中公新書) 作者: 鈴木静夫 出版社/メーカー: 中央公論社 発売日: 1997/06 メディア: 新書 購入: 1人 クリック: 57回 この商品を含むブログ (6件) を見る 1)先スペイン期 ●サンスクリット系の文字が…

「就活後ろ倒し」とかへの教員側の雑感

過日、ご縁あって或る大手人材会社の方とお会いし、昨今の大学生の就職/就活状況についてご説明を頂いた。 最初に断っとくけど、以下、特に私の「所感」に関わる部分は、文系、特に法学部を念頭に置いた話が主なので、その他の学部の話とかはよく知りません…

ベルクソンの薔薇

高校生の頃から、かれこれ30年近く愛読して来た(正確には28年)、白水社のフランス語学習雑誌『ふらんす』に短いエッセイを寄稿しました。 「フランスと私」というリレー連載の欄で、「ベルクソンの薔薇」というタイトルで載っています(私の前の回は、偶然…

傑作。黙って買って読め--安田峰俊『境界の民』

安田峰俊『境界の民』、読了。掛け値無しの傑作である。繰り返し言うけど、すぐAmazonでポチるか本屋に走った方がイイ。これ読まないのは生きてるの損してるくらい勿体ないから。 境界の民 難民、遺民、抵抗者。 国と国の境界線に立つ人々 作者: 安田峰俊 出…

希少な資源としての権力の育て方--砂原庸介『民主主義の条件』

民主主義の条件 作者: 砂原庸介 出版社/メーカー: 東洋経済新報社 発売日: 2015/03/27 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (5件) を見る 巷では第18回統一地方選挙が繰り広げられているが、本日、折よく砂原庸介『民主主義の条件』(東洋経済)を読了し…

2015年度ゼミのお知らせ(4月4日版)

今年4月からの谷口(法哲学)ゼミについてのご案内、改訂再掲。英語文献2冊読むと下には書いてありますが、様子を見て、場合によってはシェリングの1冊のみでも。 本日夕方がWebシラバスの入力〆切だったので、さっき登録完了しました。というわけで、以下、…

大学院ガイダンスでの挨拶

以下、大学院主任としての初仕事。 2015年4月1日。備忘のため掲載しておく。 ○ まずはご入学・ご進学おめでとうございます。○ 私も17年ほど前に大学院に「入院」しましたが、この世界は「退院」というものはないので、病気が重くなるほど、助教・准教授・教…

選書リスト「郊外・ショッピングモール・共同体」(谷口功一)

拙著『ショッピングモールの法哲学』の刊行に際し、版元の白水社のtwitter公式アカウントでも連載?的に紹介されていた「選書」の一覧を以下にまとめておきました。品切れ・絶版書などは避け、現在入手可能なものを中心に選んであります。ご笑覧頂ければ幸い…